『腰が痛かったけど今はだいぶ動けるんだよね。でもまた痛くなって辛くなる。もうトシだからね〜』
『頭痛が毎日あって薬もだんだん効かなくなってきているけど、どうしようもないからガマンしている』
という方をよく見かけます。
これ薬のせいでもトシのせいでもありません。
トシだから治らないのではなく疲労とそれによって現れるコリを抜いていないから治らないんです。
薬が効かないくらいのレベルまで自分の身体がおかしくなってるんです。
そもそもその頭痛の原因に対して薬が効くと勘違いをしてしまっている場合もあります。
例をあげますね。
コップがあなたの体力(耐力)だとします。
その中に水(疲労)を注ぎます。
半分くらい溜まってる状況であれば普通に運べますよね?
でもコレが表面張力ギリギリのところまで溜まってる状態で普通に運べますか?
はい、この状況こそまさに腰痛(ギックリ腰)が起きるギリギリの状況なわけです。
そしてふとした動作で表面張力に耐えていた水(疲労)が溢れてしまう。
身体に激痛が走り動けなくなります。
コレは脳が身体に強制終了をかけて休ませようとしている信号なんですね。
少し身体を休めると動けるようになる。
コレは水(疲労)が少し抜けて80〜90%くらいの量に減ったから動けるようになったんです。
でもココからまた動き始め疲労を溜めるとまた痛みが起きる→休む→動ける→痛む→休む→動ける・・・の繰り返しになります。
ある時ふと後ろを振り返った瞬間に、または靴を履こうとした瞬間にギックリ腰を起こした(水が溢れた)という方を今までにかなりの人数診てきました。
そういう方に限って『何もしてないのになった』と仰います。
何もしていないのではなく、ずっと体と心をイジメ続けてきていた結果、普通であれば何事もないような動作でギックリ腰になったんです。
と説明すると、毎日ちゃんとストレッチしてたし、お風呂に入って疲れも抜いてたんだけどなーとか、ちゃんと毎週マッサージにかかってたんだけど、やっぱりトシのせいなんだろうなーというように仰いますが、もはやそれだけでは抜けきれないくらいの疲労とコリが溜まってしまってるわけです。
けっしてトシのせいではありません。
じゃあどうしたら良いの?
答えはシンプル、ルート治療で根本的に疲労とコリを抜くことです。
これまで散々お金をかけて技術を学んできた中で、これこそが治療の究極であると自信を持ってお伝えできるのはルート治療しかありません。
ですが鍼と聞くと痛いからイヤだとか恐ろしいと言われたりします。
そういう方は『知らんがな』の一言で放っときます😑
ですが本気で治したいのであれば多少の痛みくらい耐えらるハズ。
もとい、その痛みが何を意味しているのかを理解するところから始めないといけないわけです。
『痛みが強い=自分の身体に無関心すぎた』
と捉えてください。
よく考えてください。
例えば今の身体の状態を治すのに週に1回1時間の治療を10回必要であったとします。
そうすることで残りの6日間と23時間を快適に過ごせるようになるわけです。
その1時間を惜しみますか?
そもそも鍼は本来痛いものではありません。
何故鍼で痛むのか?
それはあなたの身体が悪すぎるからなんです。
ですが身体が健康になっていけば鍼の痛みもどんどん減っていきます。
治らないままずっと耐え続けますか?
それとも治してやりたいことがいつでもできる楽しい毎日を送りますか?
命が危険に晒されるくらい身体がピンチにならないと気が付きませんか?
本気で治したい方は既に始めてますよ?